残コンをブロックに変える型枠、その仕組みと意義
生コン工場で毎回発生する余剰コンクリートは、長らく「処分コスト」として計上されてきた問題だ。有限会社泰徳は、その残コンを専用型枠に流し込んでブロックへと成形し、工場ヤードで実際に使える資材へと転換するビジネスを展開している。製品として生まれ変わった残コンブロックは、本来のコンクリートが持つ高い圧縮強度をそのまま備えており、仮設土留めや資材置き場の仕切り、ウエイトとして現場で機能する。廃棄費用の削減と資材確保を同時に実現できるとして、生コン工場からの関心が高まっている。
型枠のシリーズは「ベトンブロック」と「3Aブロック」の2系統。160×80×80、180×60×60などのサイズ規格に加え、工場の要望に合わせた特注品にも対応している。「サイズと用途の組み合わせをしっかり提案してもらえた」という声が利用者から上がっており、選定段階から伴走するスタイルが工場担当者に支持されている。
兵庫・神戸を拠点に、生コン手配も担う事業範囲
有限会社泰徳の拠点は兵庫県神戸市西区玉津町二ツ屋99-5。明石駅からバスで約15分、西明石駅からは車で約18分の場所に位置し、関西圏の生コン工場を中心に事業を展開している。残コン型枠の販売にとどまらず、生コン手配を含む各種建設資材の取り扱いも行っており、工場の状況や用途に応じた案内を一括して行える体制を持つ。営業時間は平日8:30〜17:00(日・祝定休)で、電話番号078-911-9895から問い合わせを受け付けている。
正直なところ、型枠販売と生コン手配を組み合わせて案内できる会社は多くないと感じた。一つの窓口で複数の工場課題に対応できる点は、担当者の手間を大幅に減らすという点で実用的だ。施工面では経験豊富なスタッフが現場を直接確認し、安全性と施工精度の両立を前提とした作業を進める体制が整っている。
購入フローと価格の透明性
問い合わせから納品まで、有限会社泰徳は明確な購入ステップを設けている。型枠タイプの選定→見積もり提示→契約→商品代金50%の入金→正式オーダーという手順で進み、注文確定から約3か月で納品となる。ウェブ上で各ステップを事前に確認できるため、初めて導入を検討する工場でも手続きの全体像を把握しやすい。3Aブロック型枠(160×80×80)の価格はユーロ建て時価でおおよそ30万円前後(商品代金のみ)で、為替レートや輸送費によって変動する。
フォークリフトスリーブ60・80、上部プレート(160×80)、仕切り板(80×80)、ブロック形状クランプ80など関連アイテムも商品として揃えており、型枠本体と合わせて作業環境を整備できる商品構成になっている。FAQでは「掲載していない内容も個別に対応する」と明示されており、特殊な条件を持つ工場の相談にも応じる姿勢を取っている。
ブログ・コラムで発信を続ける環境情報
余剰コンクリートの削減手法から生コン業界の最新動向、脱炭素・SDGsへの対応まで、有限会社泰徳はブログとコラムで継続的に情報を発信している。「残コン削減!余剰コンクリートを資源に変える型枠の活用法!」(2026年4月)のように、現場に直結した具体的なテーマを取り上げているのが特徴だ。建設に関わる担当者が実際の業務判断に使える情報を意識して掲載しており、単なる告知にとどまらない内容が揃っている。
残コン・戻りコン問題の改善サポートを通じて工場の環境をより良くしていきたいというコンセプトが、発信全体の方向性を規定している。業界課題を自社事業と結びつけながら継続的に発信し続けるスタイルは、専門情報を求める工場担当者との接点を着実に増やすものだと思う。


