8名が一丸となって現場に向かう、少数精鋭のチーム体制
「従業員8名という規模感を活かし、月1回の会議では全員が小さなことでも意見を言い合える」——豊和電業株式会社のFAQに記されたこの一文が、組織の空気をよく表している。東京都墨田区に本社を置き、変電設備から照明・電源設置まで建物のインフラ整備に関わる施工を手掛けてきた会社だ。少人数だからこそ意思疎通が速く、現場で起きたことがそのまま社内改善につながりやすい。代表取締役・棚田英明氏のもと、若手から中堅までが互いをサポートしながら施工の品質を守っている。
現場への直行直帰が認められており、通勤による時間と体力の消耗を最小限に抑えられる点は現場職ならではのメリットだ。お茶代・通話料補助といった細かい手当も整っており、日常業務の小さな負担を減らす工夫が随所に見られる。
未経験・新卒・高卒でも正社員としてスタートできる入口の広さ
応募の時点で求められる資格は特になく、普通自動車運転免許や第二種電気工事士は入社後に会社の支援を受けながら取得する流れになっている。先輩社員が現場でマンツーマンに近いかたちで関わり、電気工事士として必要な知識と技術を順番に積み上げられる環境が用意されている。正社員としての安定した雇用形態を前提に採用を行っており、未経験の段階から腰を据えて技術を身につけたい人に向けた求人を継続している。高卒・新卒を含む幅広い層を受け入れているのは、採用後の育成にしっかりした仕組みがあるからこそだ。
「先輩に現場で教えてもらいながら、一つひとつ覚えていく感覚が自分には合っていた」という声が、ブログで紹介されている実際の入社者のエピソードに重なる。入社直後から即戦力を求めない文化が、未経験者の定着につながっているようだ。
実働7時間・残業少なめで、オンとオフを切り替えやすい
勤務時間は8:00〜17:00の実働7時間で、業務効率を優先したスケジュール管理によって残業は少なめに保たれている。夕方に仕事を終えて家族や趣味の時間に充てられるという働き方は、電気工事の現場職としては珍しい部類に入る。心身のゆとりが長期的な技術習得の土台になるという考え方が、この就業設計の背景にある。残業が常態化しない環境は、入社後のモチベーションを持続させるうえでも重要な要素だ。
正直、電気工事会社でここまで就業時間の設計に踏み込んでいるケースは多くないと感じた。「夕方には仕事を終えてプライベートの時間を確保できる」という一文が採用ページではなく会社概要の冒頭に置かれている点に、経営側の優先順位が出ている。
インフラを担う仕事の誇りと、技術を引き継ぐ責任
電気設備工事は、建物が機能するための根幹を支える仕事だ。豊和電業株式会社はそこに「社会を明るく照らす誇りある技術の承継」というビジョンを掲げ、次世代の担い手へ確かな知恵を引き継ぐことを事業の使命として据えている。専門的な技術を磨きながら社会に貢献する達成感は、この仕事の報酬のひとつとして社内でも共有されている。変電設備から照明まで、建物に電気が通る瞬間に立ち会う仕事は、数字には表れにくい職人的な充実感をともなう。
評価は昇給・年2回の賞与に反映されるしくみで、技術の成長が処遇の向上につながる道筋が用意されている。努力が報われる透明な制度と、一丸となって現場に向かう組織文化の組み合わせが、豊和電業株式会社の現場を動かしている。


