弱電から高圧まで手がける施工の守備範囲
弱電工事から高圧工事まで、現場の規模や用途を問わず対応できる技術力が有限会社早津電設の土台になっている。住宅の配線工事から商業施設の電気設備まで、案件の種類は一つに偏らず、携わるスタッフにとっては多様な経験を短期間で積める環境でもある。愛知県あま市を拠点に、施工エリアは愛知県内全域をカバーしており、地域ごとの建築事情や電力環境に即した施工を日常的にこなしている。平成17年の設立以降、この守備範囲の広さが継続的な受注につながってきた。
個人的には、小規模な会社でここまで施工領域を広げている点が印象的だった。高圧工事を扱える業者は限られるため、地元の取引先からすれば一社に相談するだけで話が済むのは大きい。住宅リフォームに伴う電気工事と、テナントビルの受変電設備の更新が同時期に動くこともあるという。現場ごとに求められる知識がまったく異なるため、スタッフの技術蓄積が自然と加速する構造になっている。
平均年齢29歳のチームが現場を回す
所属スタッフの平均年齢は29歳。電気工事業界のなかではかなり若い部類に入る。若手が多いぶん現場での声かけや情報共有が活発で、安全確認のやりとりもテンポよく進む。最新の工具を積極的に導入しているのも、新しい道具への適応が速い世代が中心だからこそ実現している面がある。
「先輩との距離が近いから、わからないことをその場で聞ける」という声が入社2年目のスタッフから出ていた。職長・副職長といったリーダー的ポジションも経験年数だけで決まるわけではなく、意欲や現場対応力をみて任せるケースがあるとのこと。学歴不問で採用しており、中途入社の比率も高い。年齢や経歴よりも、前向きに動けるかどうかを選考で重視している。
未経験者を現場に送り出すまでの仕組み
入社後はまず座学からスタートし、道具の名称や用途といった初歩を一通り学ぶ。その後、先輩社員のマンツーマン指導のもとで補助作業に入り、材料の準備や簡単な配線作業から段階的にできる範囲を広げていく流れになっている。社内では定期的に勉強会が開かれ、電気工事士の資格を持たない状態で入社した人も、働きながら取得を目指せる。資格取得にかかる費用面のサポートも会社側が行っている。
実際に未経験から入って3年で一人前になったスタッフもおり、最初の半年で基礎的な作業を一通り任されるようになるケースが多いという。経験者に対しては、これまで培った技術をそのまま活かせるポジションが用意されている。あま市周辺の建物構造や地域特有の施工条件についても、現場ごとに先輩が共有してくれるため、県外からの転職者でも戸惑いにくい環境と感じる人が目立つ。
転勤なし・残業ほぼなしで続けやすい就業条件
週休二日制を基本に、個々の事情に応じた休日の調整にも応じている。転勤や夜勤がないため、生活リズムを崩さずに長期間働ける枠組みが整っている。残業はほとんど発生せず、終業後の時間を自分や家族のために使えるという点で、電気工事業にありがちな不規則さとは距離を置いた運営方針をとっている。入社祝い金や各種祝金制度も設けられており、男性社員の育休取得実績もある。
子どもの行事に合わせて休みを取りやすいと話すスタッフもいて、現場仕事でありながら家庭との両立を実現している人が少なくない。正社員としての安定雇用が前提で、新卒から中途採用まで受け入れている。有限会社早津電設が掲げる「自分だからできること、地方の小さな会社だからこそできることを一緒に探す」という考え方は、働き方の柔軟さにもそのまま反映されている。


