三代目大工が受け継ぐ「かすがい」に込めた想い
村瀬工務店のシンボルマークには、木材同士を固定する金物「かすがい」が描かれています。人と人、住む人と家、そして家族の未来を結びたいという代表・村瀬元志の願いがここに集約されています。菊川市で三代続く大工の家系に生まれ、地元への愛着を原動力に住まいづくりに向き合ってきました。施工という枠を超え、暮らしの伴走者でありたいという姿勢が事業全体に通底しています。
ロゴを目にした施主から「金物の意味を聞いて依頼を決めた」という声も届いているそうです。世代をまたいで頼ってくれる家族も少なくなく、地域での信頼が口コミという形で受け継がれています。理念が単なる飾りではなく、日々の現場に息づいている点は取材を通じて強く感じた部分です。
十人十色を形にするヒアリング重視の家づくり
画一化されたプランを提示するのではなく、家族構成や日常の過ごし方を丁寧に聞き取ったうえで設計に落とし込んでいきます。「あなたの想いをカタチにする」という言葉そのままに、間取りから素材選びまで一邸ごとに組み立て直すのが村瀬工務店の流儀です。同じ家は二つとして生まれません。施主との対話に時間をかける分、完成後の暮らしへの納得度が違ってきます。
村瀬代表が口にするのは「最後はフィーリング」という言葉。問い合わせの段階で一度顔を合わせ、家づくりへの考え方を共有してから契約に進む流れを取っています。個人的にはこの「相性を見極めてから始める」スタンスが、後々のトラブルを未然に防ぐ知恵だと感じました。互いに納得した上でスタートできる関係性が、長い工程を乗り切る土台になっています。
国家資格に支えられた施工品質と保証体制
二級建築士、建築大工一級技能士、応急危険度判定士という三つの資格を代表自身が保有し、現場に立ち続けています。設計の知識と職人としての手仕事、両方を兼ね備えた立場から品質を見届けられるのは小規模工務店ならではの強みです。住宅基本仕様を明文化し、構造から仕上げまで一定の基準で管理。瑕疵保険にも加入済みで、引き渡し後の不安に備える仕組みを整えています。
応急危険度判定士の資格は、災害時に建物の安全性を判断する専門職に与えられるもの。地域の防災にも貢献できる立場にあります。
菊川密着で築く新築・リフォームの対応力
新築工事を主軸としつつ、リフォームや大工工事一式まで幅広く請け負っています。菊川市の気候や土地の特性を体で理解しているからこそ、その地域に合った提案ができるという考え方です。営業は9時から18時、日曜定休。電話やFAXでの相談に応じ、支払いは銀行振込で透明性を確保しています。地元に根を張る工務店として、引き渡し後のちょっとした不具合にも素早く駆けつけられる距離感を保っています。
「困ったときにすぐ来てくれる」「世代をまたいで相談している」といった声が寄せられており、長期的な付き合いを前提とした関係性が育っているようです。新築からメンテナンスまで一つの窓口で完結する安心感は、地域工務店ならではの価値だと感じる施主が多いといいます。


