現場の技術は、人から人へ受け継ぐ
土木や造園の技術は、文字にした手順だけでは身につかない。大誠造園土木では、先輩職人が新人にマンツーマンで付き、安全管理の基本から施工の実際までを現場で手渡しに教えている。高砂市や加古川市の公共工事という責任の重い現場を踏ませながら、段階を追って任せる範囲を広げていく。経験の浅い者が入っても仕上がりが揺れないのは、こうした育て方が根づいているからだ。
資格取得の支援にも取り組んでおり、受験にかかる費用の補助や勉強時間の確保で後押ししている。土木施工管理技士をはじめとする資格を働きながら取る職人も多く、取得後は手当という形で待遇に反映される。現場を任せられる人材を外から集めるより、自前で育てる道を選んできた会社である。
道路・公園・河川敷、公共の現場で積む経験
大誠造園土木が日常的に携わるのは、道路の整備や公園の造成、河川敷の管理といった公共性の高い工事だ。発注元の仕様や工期、検査に合わせて進める公共工事では、段取りと安全の管理が何よりも問われる。こうした現場を数多くこなすなかで、それぞれの職人の土工の基礎が鍛えられていく。兵庫県内で積んできた施工の経験が、そのまま会社の地力になっている。
正直なところ、派手さのある仕事ではない。それでも、大雨のあとの河川敷や、傷んだ道路の補修といった現場は、地域の暮らしが回り続けるために欠かせないものだ。目立たない部分を黙々と仕上げていく姿勢こそが、長く発注を受け続けてきた背景にあると感じる。
個人宅の外構まで、受けられる仕事を広げる
公共工事で鍛えた技術は、個人宅のエクステリア施工や庭園工事にも振り向けられている。住宅の外構では、ブロックの積みや舗装、植栽までを一続きで請け負い、土台からつくり込んでいく。施工した事例は写真でギャラリーに公開しているので、どの程度の仕上がりになるかを事前に見られる。
経験者が持ち込む技術も歓迎しており、中途で加わった職人が前職で培った工法を現場に取り入れることもある。公共と民間の両方を手がける環境は、一つの工種に偏らず技術の幅を保つうえでも効いている。住宅の庭づくりのような繊細な作業と、河川敷の整備のような力のいる作業を行き来することで、対応できる現場の種類が自然と増えていく。
阿弥陀町の拠点から、高砂・加古川へ
拠点は高砂市阿弥陀町、県道718号線からすぐの場所にある。周辺には住宅地と田園が広がり、資材置き場を併設しているため、市内の現場へは短時間で機材を回せる。曽根駅から車で約7分、加古川西インターチェンジにも近く、加古川市方面の現場にも動きやすい立地だ。
営業は朝8時から夜19時まで、定休は日曜に設けている。代表の櫻井誠のもと、職人が声を掛け合って進める現場の様子は、Instagramでも日々発信している。問い合わせや施工の相談は電話で受け付けており、公共工事から住宅の外構まで、現場の種類を問わず話を持ち込める。


