グループ連携による統合ソリューション
さいたま市を軸に事業展開する株式会社アディコムは、人材派遣から物流請負まで一体化したサービス体制を構築しています。グループ会社のダイヤ流通との協働によって、倉庫業務からラストワンマイル配送まで自社ネットワーク内で完結させることが可能です。フォークリフト作業者の派遣依頼が同時に配送業務の相談につながるケースも多く、顧客側の窓口集約効果も生まれています。EC事業者からの問い合わせでは、梱包スタッフの派遣と配送代行を同時に提案することで初回契約率が7割を超えている状況です。
正直なところ、物流と人材の両面に精通している事業者は地方ではまだ珍しく、この組み合わせが競合他社との差別化要因になっていると感じました。埼玉県内の中小企業からは「一社で済むなら話が早い」という評価を得ており、紹介による新規取引が全体の4割近くを占めています。グループ内の情報共有システムによって、急な人員変更や配送ルート調整にも即座に対応できる点が継続取引の要因となっているようです。
構内作業から培った現場対応力
同社の事業基盤となっているのは、創業時から手がけてきた構内請負業務での経験値です。倉庫内でのピッキング、検品、梱包といった軽作業から管理職レベルの人材紹介まで対応範囲を広げ、現在では年間を通じて約200名のスタッフが様々な現場で稼働しています。特に繁忙期には短期集中での人員投入が求められるため、登録スタッフのスケジュール管理と適材適所の配置調整が重要な業務となっています。
「研修体制がしっかりしているので安心して任せられる」という取引先の声が目立ちますが、実際に新規スタッフには現場投入前の実技指導を必須としており、事故やミスの発生率を業界平均以下に抑制しています。管理職人材の紹介事業では、物流業界での実務経験者を中心に据えているため、即戦力としての期待値が高い人材マッチングを実現できています。
地域密着の配送ネットワーク
埼玉県全域をカバーする配送体制では、共同配送からチャーター便まで荷主のニーズに応じた輸送手段を選択できます。公共施設向けの定期配送や地域宅配サービスにも対応しており、自治体関連の案件では入札参加資格を取得済みです。ドライバー不足が深刻化する中で、自社登録ドライバーの稼働率向上と新規開拓を並行して進めており、配送エリアの拡大も段階的に実施しています。
月間の配送実績は約1,500件に上り、そのうち定期便が6割、スポット配送が4割という構成になっています。「社会課題を人の力で切り拓く」という経営理念に基づき、ドライバーとの信頼関係構築を重視した運営方針を採用。結果として離職率の低下と配送品質の安定化につながっており、荷主企業からのクレーム発生率も月0.2%程度に抑えられています。
感謝を軸とした組織運営
人材事業の根幹にあるのは「ありがとうの言葉を大切にする」という価値観で、これがスタッフのモチベーション維持と顧客満足度向上の両立を可能にしています。派遣スタッフに対する定期面談では、現場での課題や要望を聞き取り、必要に応じて配置転換や追加研修を実施。こうした細やかなフォローアップが継続就業率の向上に直結しており、登録スタッフの約8割が1年以上の長期就業を実現しています。
取引企業との関係構築においても、単なる契約関係を超えた信頼関係の醸成に注力しており、定期的な訪問営業では業務改善提案も積極的に行っています。


