警備計画書から当日対応まで一気通貫で担う
「警備員を派遣する」だけで終わらないのが、コネスト警備保障株式会社のスタンスだ。時間帯・動線・現場独自のルールを事前に整理した警備計画書を個別に作成し、現場にフィットした体制をゼロから組み立てる。花火大会や催事といった雑踏警備では安全と円滑な誘導の両立が必要で、工事現場の交通誘導では状況判断の精度が問われる。業務ごとに求められるものが異なるからこそ、一律の対応ではなく個別設計が机上の話でなく実際に機能している。
急な変更やトラブルへの即応体制も事前に確立しているため、施工会社やイベント主催者が「当日に想定外が起きた」という場面でも対処が遅れにくいと、複数の現場関係者から聞かれる評価だ。細かい条件の指定も歓迎しているという方針があるため、特殊な動線設計や限られた人員での対応など、ほかの会社に断られた案件の相談が持ち込まれることもある。
2025年設立のスタートアップが練馬に拠点を構えた理由
コネスト警備保障株式会社は2025年設立のスタートアップ警備会社で、東京都練馬区旭丘の江古田駅南口周辺に拠点を構える。練馬区を中心に東京23区の工事現場やイベント会場を主な活動域とし、埼玉方面の現場にも対応している。設立当初から年功序列よりやる気と適性を重視する社風を打ち出しており、組織の硬直を防ぐ運営スタイルで事業を拡大中だ。
規模の拡張を急ぐより、現場の質を先に固める方針は、スタートアップとしてやや珍しい判断だと個人的には感じる。皆勤手当や通勤手当など複数の手当を設けた待遇設計は、警備員の安定稼働を重視するからこその判断で、スタッフの離職が警備品質に直結するという現実を踏まえたものだ。
スタッフの適性を見極めてから現場に送り出す
現場と警備員のマッチングは、コネスト警備保障株式会社が特に力を入れているプロセスだ。交通誘導と雑踏警備ではそれぞれ適性が異なるため、スタッフ一人ひとりの経験と特性を照合したうえで配属を決める方針を取る。依頼側からすれば「その現場に合った人が来る」という安心感につながり、受注品質の安定に直結している。
新人スタッフは、熟練の社員が動く様子を見ながら合図の出し方や立ち位置を現場で習得するOJTスタイルが基本。「現場で覚えるから、いつの間にかできるようになっていた」という声が出やすい環境で、座学に頼らない実地育成が人材の早期即戦力化を後押ししている。経験・学歴・性別不問という採用方針も、多様な人材を育成の土台に取り込むための一貫した考え方だ。
「未来の安全を今日からつなぐ」というビジョンの背景
コネスト警備保障株式会社のビジョンは、「未来の安全を今日からつなぐ」という言葉に集約される。現場ごとの最適な警備計画に基づいて行動し、急変にも柔軟に対応できる体制を維持することが、このビジョンの具体的な実践だ。代表者の緒方竜成氏は「不可能をそのままで終わらせない」という方針を掲げており、難易度の高い依頼にも解決策を一緒に考えるスタンスを会社全体に浸透させている。
依頼側から高評価を受けているのが、質の高い警備体制が安定した受注量の維持につながっているという好循環だ。単発の依頼をこなすだけでなく、継続的な関係構築を意識した対応姿勢が、都内の工事会社やイベント運営者に選ばれ続ける土台になっている。


