10年の現場経験が生んだ、課題解決型の物流支援
「もっと効率的にできるのに」——運送業界で10年以上営業と現場に携わってきた代表・仲村拓也氏が抱き続けた問いが、株式会社リフテクトの設立につながった。2026年1月に愛知県小牧市三ツ渕を拠点として独立し、輸送・倉庫・物流設計など多方面から企業の物流課題に向き合う会社を立ち上げた。既存のテンプレートを当てはめるのではなく、現場ごとの実情を丁寧に把握することから始めるのが基本姿勢だ。部分的な対応では解決しきれない課題と向き合うために、物流全体を支える存在として独立した経緯がある。
相談窓口は基本無料で、予約制によって一社一社とじっくり向き合う体制をとっている。業種の制限は設けておらず、物流に関わる業務であれば製造業以外の相談にも対応する。ただし具体的なサービス提供や業務内容によっては、必要経費や手数料が発生する場合があり、その際は事前に説明するとしている。連絡可能時間は9時から20時、日曜定休(不定休)で小牧市三ツ渕を中心に愛知県内で動いている。
保管配置の見直しから始まる、出荷効率の底上げ
どの商品をどこに置くかは、出荷効率に直結する。株式会社リフテクトでは、頻度・サイズ・関連性を踏まえた保管配置の再検討を行い、高回転商品を取り出しやすい位置へ移動させることで、無駄な移動を抑えるレイアウトへ再構築していく。ピッキング工程でも、順序・確認方法・引き渡し手順を整理して役割分担を明確にする。重複作業や待機時間が発生している箇所を洗い出し、流れが滞らない構造へ再編することで、繁忙期でも安定したパフォーマンスを維持できる体制を整える。
現場で話を聞いていると、「配置を変えただけで動きが全然違う」という感想をもらうことがある、という話だった。物流現場への訪問を前提とした支援スタイルのため、数値資料と現場観察の両方を突き合わせ、表面化していない課題を抽出できるのが強みになっている。机上の分析だけでは実態に即した改善には至らないという考え方が、訪問中心の対応体制の背景にある。
運営が人に依存しない状態をつくる管理体制の構築
作業工程の言語化と、共有可能なルールへの落とし込み——株式会社リフテクトが管理体制の構築で軸に置いているのはこの二点だ。経験や勘に頼る部分を整理することで、引き継ぎや人員変更が生じても運営が揺らがない状態を目指す。責任区分の明確化と確認手順の統一によって判断のばらつきを抑制し、継続性を重視した体制づくりを愛知で進めている。誰が担当しても同水準で遂行できる仕組みが整うと、採用や育成のコストも下がるという声が出てくる。
入出庫管理・在庫確認・帳票作成といった管理業務を外部パートナーとして代行する機能も持つ。ただ作業をこなすのではなく、全体の流れを理解したうえで最適な役割を果たすことを重視しているのが、他の外部委託との違いとして語られていた。人手不足や業務量の増加で管理業務が負担になっている企業にとって、本業に集中できる環境を実務面から支える選択肢になっている。
運送コストの適正化と、輸送負荷の分散を同時に進める
出荷量の増減や納品条件の変化によって、運送工程に偏った負荷がかかるケースは珍しくない。株式会社リフテクトは作業と配送手配の流れを一体で見直し、出荷締切時間の設定・積み込み順序・作業開始時刻の調整を整理して偏りを是正する。輸送コストの改善では、運送形態の再検討と現行方法の検証を重ねながら、無理のない体制へと再構築していく。自社トラックを持たず「運送取次」として最適な運送会社や物流パートナーを紹介する機能も担っており、小ロットの輸送にも対応する。
保管スペースの使い方・人員配置・作業動線・将来的な事業拡大の可能性まで見据えて、長期的に機能する管理体制を設計するのが株式会社リフテクトのスタンスだ。ヒアリングで課題の本質を整理し、最適な拠点選定から運営設計まで一貫して検討する。作業効率・安全性・コストバランスを多角的に分析し、実行可能な形へと具体化するプロセスを大切にしている。


