株式会社垣本ハウス|奈良・橿原市発、木と向き合い続ける造作材の総合メーカー

受注生産で多彩な現場に応える、5つの事業ライン

「同じものを毎日作るのではなく、オーダーごとに異なるものを作る」——この一文が、株式会社垣本ハウスの製造現場の性格をよく表している。ラッピング造作材、単板貼集成材、内装用積層材、造作用芯材、オーダー家具という5つの事業を展開し、商業施設・マンション・戸建て・保育園・小学校と、発注元の規模や用途を問わず対応できる生産体制を整えている。大手ハウスメーカー向けの和室造作OEM生産から、個人のオーダー家具製作まで、守備範囲の広さが株式会社垣本ハウスの一つの特色だ。
店舗什器の製造から什器の取り付け、内装工事の施工管理まで一括対応できるのも見逃せない。「一社で頼めるので手間が減った」という声は取引先の間でときおり聞かれる。NC加工機を使った特殊形状への対応も可能で、他所では難しいと言われた仕様でも相談できる環境がある。製造から設置まで完結できるメーカーとして、継続依頼のある取引先が多いのは納得できる。

ブラジルとチリから直輸入、芯材の調達力と価格競争力

造作用芯材の分野で株式会社垣本ハウスが持つ強みは、ブラジル産タエダパインとチリ産ラジアタパインを現地メーカーから直輸入しているという調達構造にある。中間流通を介さないルートで仕入れることで、現場関係者が求める安価な供給を実現してきた。節がなく柔らかいため加工性が高く、軽量で運搬しやすいという素材の特性が、窓枠・ドア枠・壁下地用途での採用を後押ししている。
パイン・タモ・ゴムなど複数の樹種を扱う内装用積層材の製造では、樹種ごとの特性——反りにくさ、強度、寸法安定性——を踏まえた素材選定が品質の基盤になっている。天然木突板を表面に用いた単板貼集成材は、美観と強度を両立させた仕様として住宅の和室造作からマンション内装まで幅広く採用されている。個人的には、素材調達から加工、販売まで自社でつないでいる垂直統合の構造が、この会社の競争力の核心だと感じた。

創業70年超、適正価格と安定納期を支える経営の一貫性

昭和23年の創業から70年以上。吉野材の製材所として出発し、時代の要請に合わせて家具製造や集成材事業へと事業を組み替えながら、橿原市で製造メーカーとして存続してきた。高品質の材料を適正価格と安定した納期で届けるという方針は創業以来変わらず、設備の増強と技術の底上げへの投資もその方針を支える手段として位置づけられている。本社・工場をJR和歌山線掖上駅から車で約5分の場所に構え、県内に第二・第三工場、東京都江戸川区に営業所を展開している。
「長年取引しているが、納期が乱れたことがほとんどない」という取引先の声が聞かれるのは、生産管理の安定性が積み上げてきた信頼の証だろう。受注から納品まで自社内で工程を管理できるラッピング造作材の一貫製造体制は、この安定性を支える柱の一つになっている。リピーターが多いという事実は、製品の質だけでなく、担当者との継続的なコミュニケーションの積み重ねでもある。

年齢・国籍を超えた人材育成と、世界市場への眼差し

「奈良から世界基準の木材を届ける」という理念は、製品だけに向けられたものではない。株式会社垣本ハウスでは国内外で活躍できる人材の育成を経営課題として位置づけ、年齢・国籍・経験を問わない採用スタンスを貫いている。多国籍のスタッフが在籍するアットホームな職場環境は、こうした方針が形になったものといえる。未経験者向けには機械操作の基礎研修とOJTを組み合わせた育成プログラムがあり、フォークリフトなど業務で必要な資格の取得支援制度も整備されている。
「何でも気軽に相談できる」という職場の雰囲気は、入社直後のスタッフからも聞かれる言葉だという。技術と文化を次世代に継承するという視点を持ち続けてきたことが、70年以上にわたる事業継続の背景にある。受注生産のため毎日異なるものを作り続けるという環境は、日々新しい技術課題と向き合いたいスタッフにとって成長の場になっている。

橿原市 製造

ビジネス名
株式会社垣本ハウス
住所
〒634-0825
奈良県橿原市観音寺町18−2
アクセス
JR和歌山線掖上駅から車で約5分
TEL
0744-27-3731
FAX
営業時間
8:00~17:00
定休日
日曜日・祝日
URL
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