地域の副産物をエネルギーへ変える、富良野発の試み
製材過程で出るおがくずを原料に、木質ペレットの製造・販売を行っているRama Pokke。富良野圏域の木材だけを使う地産地消の仕組みは、輸送コストや環境負荷を抑える観点からも注目される取り組みだ。家庭用燃料「ふらのペレット」として商品化され、店頭とネットショップの両方で購入できる体制が整っている。カーボンニュートラルなエネルギーとしての側面は、地域の防災力向上にも直結すると聞いた。
木質ペレットの保管は、湿気を避けてパレットの上に置くだけでよい。屋外保管の場合は防水シートで保護する必要があるが、それ以外の手間はほとんどかからない。「初めてでも難しくない」という声が利用者の間で広がっているようで、ストーブや暖炉を使う北海道の暮らしにスムーズに馴染んでいる。
ラベンダーの廃棄粕が、焚き火の香りになる
廃棄される運命にあったラベンダーの抽出後の粕を固形燃料として再活用した「ラベンダー香るこつぶ」は、Rama Pokkeが独自に開発した商品だ。袋を開けた瞬間から爽やかな香りが広がり、燃焼中もその香りが持続する。キャンプや焚き火の場面で使うと、煙の匂いではなく花の香りが空間を満たすという体験は、かなり新鮮なものになるはずだ。
香りの持続期間は通常1〜2週間で、香りが弱くなった場合は霧吹きや揉むことで戻せる場合もあると説明されている。SNSでは「北海道らしいお土産として喜ばれた」という投稿が目立ち、ギフトとしての需要も高い。実用品でありながら贈り物としても成立する設計は、アップサイクル製品の新しい形を示している。
エゾシカの角、透明なキャンドル——野生と手仕事が同じ棚に並ぶ
エゾシカの角を再利用して作られた栓抜きは、二つとして同じものがない。野生の造形美をそのまま活かしながら、日常の道具として機能する仕上がりになっており、アウトドアシーンでも自宅の食卓でも場違いにならない存在感を持っている。北海道ならではの素材を使うという発想が、商品に独特の説得力を与えている。
ジェルキャンドルはハンドメイドで一点ずつ制作されており、透明感のある見た目がインテリアとして人気を集めている。旅行者が店頭で「どれも違って選べない」と迷う様子は、量産品との決定的な違いだろう。個人的には、この「迷わせる力」こそがRama Pokkeの製品づくりの核心だと感じた。
富良野駅徒歩5分、アウトドアショップという接点
JR富良野駅から徒歩約5分の「唯我独尊」敷地内にRama Pokkeの店舗がある。営業は水曜〜金曜の17:00〜21:00、土日祝は11:00〜21:00と、仕事帰りや旅行中にも立ち寄りやすい時間帯に設定されている。店頭ではペレットや雑貨の販売のほか、商品についての相談にも対応している。
遠方の人向けにはBASEを通じたネット通販も運営しており、手づくりアイテムを全国に届ける体制が整っている。配達エリアは富良野市内および近隣地域で、数量やエリアによって送料が変わるため、まず問い合わせを推奨している。地元に根ざしながら外にも開かれているという


