「ひび割れも水槽も同じ会社で」という組み合わせ
コンクリートの補修工事とアクアリウム事業を同時に手がけているのが㈱福田樹脂店の特徴のひとつと言える。ひび割れやモルタルの浮きの補修を専門とする一方で、観賞用水槽の設置や飼育池の防蝕工事も請け負っている。防蝕工事という技術面でコンクリート補修と水槽事業が重なる部分もあり、両部門が無関係ではないことがわかる。
サンゴの販売についても自社での完全養殖という形を取っており、仕入れに頼らない独自の供給体制を築いている点がうかがえる。オーダーメイドのラブリウム水槽制作にも対応しており、規格品にとどまらない依頼にも応じられる。
ひび割れ・欠損・止水、補修の引き出しの多さ
ひび割れ補修ではエポキシ樹脂を現場ごとに選定し、モルタル浮きの補修では壁面から見上げ面まで幅広く対応する。鉄筋の錆びによる欠損箇所にはエポキシ樹脂モルタル充填工法を用い、見た目の仕上がりにも配慮しているという。止水工事では逆流防止弁付き注入器具や導水メッシュホースを使い分け、漏水箇所の状況に合わせて工法を選ぶ。
「壁のひび割れを見てもらったら原因まで説明してくれた」と感じる利用者もいるようで、単純な補修作業にとどまらない対応がうかがえる場面もある。塗膜防水補修ではウレタンやFRPなど複数の工法を扱っており、屋上や厨房の床、貯水槽といった異なる用途の場所にも対応している。
岩手・福島・山形にも広がる相談範囲
宮城県塩竈市を拠点としながら、岩手や福島、山形など周辺の県からの相談も受け付けている。営業時間は9時から17時まで、土曜・日曜・祝日は休みとなる。連絡先は電話とメールの両方が案内されている。
建物の価値を保つためのメンテナンスという視点
新築時からの経年変化に対して、「最後に補修したのがいつか忘れた」といった曖昧な状態からでも相談を受け付ける姿勢が示されている。公共工事で積み重ねた実績や技術をもとに、劣化調査から仕上げまでを一貫して担うという説明がある。個人的には、こうした地道な姿勢の積み重ねが、いざという時の相談のしやすさにつながっているように感じた。
ブログでは施工に関する情報も発信しており、ひび割れやタイルの浮きなど日常的に起こりうる劣化について触れているようだ。


