一人で回すからこそ利く小回りという考え方
タナカ電工の動き方の芯にあるのは、大きな所帯を持たず一人で現場を回すという選び方です。人数で押す代わりに、現場ごとの規模や緊急度に合わせて段取りをその場で組み替えられる身軽さを保っています。電話一本で駆けつけられる距離感を手放したくないという思いがあり、小さな不具合でも気軽に呼んでもらえる相手でありたいという構えで日々の依頼を受けています。
気軽に頼んでほしいという構えは、費用の見せ方にも表れています。コンセント工事なら税込8,000円から、LED交換は10,000円からといった起点の金額を料金表に並べ、現地を見たうえでの見積もりには費用をかけていません。金額を先に確かめてから頼むかどうかを決められるので、はじめての相談でも身構えずに済みます。
引き渡し前に一緒に見て確かめる仕上がり
工事が終わったあとは、仕上がりをその場で一緒に確かめてもらい、気になるところがないかをたずねてから引き渡します。目の前の一件にしっかり向き合って、頼んでよかったと思ってもらえる仕上がりに近づけたい、という考え方で現場に立っています。個人的には、完了報告を書類で済ませず現物を見せながら手渡す進め方に、取材中いちばん実直さを感じました。コンセントの増設ひとつ、照明の取り替え一灯でも、確認の手間を飛ばさないところは変わりません。
たとえばコンセントを一か所増やすだけの工事でも、配線の状態や分電盤の空き容量、周辺のブレーカーの様子まで見てから位置と数を決めます。家具の並びや家電を使う場所、日々の動線に合わせて、使い勝手のよい場所を選んでいく進め方です。小ぶりな工事だからと雑に流さない手つきが、引き渡しの丁寧さにもつながっています。
集合住宅や共用部の点検にも連携して対応
対応するのは個人の住まいだけではありません。マンションやアパートの集合住宅では、専有部の設備に加えて、共用部の配線や分電盤の点検を管理会社と連携しながら進める形にも応じています。店舗オーナーや事業者からの相談も同じ姿勢で受け、照明設備の点検やブレーカーの保守、漏電の調査、コンセントの修理まで、建物の立場を問わず手がけます。拠点は養老町押越で、訪問の目安は車でおよそ1時間から1時間半の範囲です。
建物の規模や築年数を問わずに引き受けているぶん、古い配線の傷みや設備の入れ替えにも慣れています。店舗のレイアウト変更や新しく店を出すときの配線工事、事務所への大型機器の搬入に合わせた主電源の増設まで、事業者側の事情に沿って組み立てます。緊急性の高い相談は、訪問の順番を入れ替えながら当日中に向かうこともあります。
暮らしの電気の疑問に答える情報発信
現場の仕事と並行して、暮らしのなかで起きやすい電気の困りごとを、ブログとコラムで発信しています。電気コードから起きる火災や分電盤の取り換え、LED照明への交換、漏電を見逃さないためのサインなど、実際の相談につながりやすいテーマを、専門用語を避けてかみくだいて取り上げます。読んでから連絡をもらえると、症状の共有が早く進んで、現場での話も通じやすくなります。


