体験者だからこそ受け止められる声がある
クローン病をはじめとする指定難病との暮らしは、周囲に理解されにくい孤独を伴うことが少なくない。さえき生薬のサポーターは自身も希少疾患を経験しており、病名を告げた瞬間の戸惑いや、職場・家庭で感じる疎外感を肌で知っている。「どうせわかってもらえない」と口をつぐんできた方が、同じ経験を持つ相手との対話を通じて少しずつ言葉を取り戻していく――そうした場をつくることが、このサービスの出発点になっている。当事者本人だけでなく、ご家族や身近な支援者からの相談も受け付けている。
個人的には、「心をまず緩めてから身体の回復に向かう」という順序を明確に打ち出している点が印象的だった。体調の波に振り回されるうちにメンタルが追い詰められ、悪循環に陥るケースは多いという声が目立つ。さえき生薬では身体の不調そのものを直接扱うのではなく、対話の中で思考の糸口をほぐし、生きる力を自分の内側から引き出すアプローチを採っている。闘病から回復までの道のりを歩いたサポーターが伴走するからこそ、言葉に実感がこもる。
スマートフォン一つで始められるオンライン相談
ZoomだけでなくLINE通話にも対応しているため、普段使い慣れたアプリからそのまま相談に入れる。カメラオフ・音声のみでの利用も選べるので、顔を出すことに抵抗がある方や体調がすぐれず身支度が難しい日でも気負わずに話を始められる。オンラインツールの設定に不安がある場合は事前にサポートを受けられ、機械操作が苦手な方からも「つまずかずに繋がれた」という声が寄せられている。移動の負担がゼロという点は、慢性的な倦怠感を抱える利用者にとって想像以上に大きい。
病院の診察では聞けなかった心のもやもやや、家族にはどうしても打ち明けにくい感情を、自宅のソファに座ったまま吐き出せる。ある利用者は「通院だけで精一杯の日に、ベッドの中から電話一本で話を聞いてもらえた」と振り返っている。対面が前提のカウンセリングでは体調の波にスケジュールを合わせること自体がストレスになりがちだが、場所を選ばないオンライン形式はその壁を取り払っている。思い立った深夜にも予約サイトからそのまま申し込める仕組みが整っている。
一人ひとりの暮らしに合わせたケアの組み立て方
食事の摂り方、日常の過ごし方、疾患との距離感――さえき生薬が提案するケアは、対話を重ねながらその人固有の生活リズムに沿って組み立てられる。強引にポジティブ思考を促したり、続けにくい食事制限を課したりすることはない。サポーターは精神状態や性格、思考の傾向を丁寧にくみ取りながら、本人が自分自身で気づきを得られるペースを大切にしている。心のケアに特化したメニューと身体の回復に焦点を当てたメニューを分けて用意し、要望に応じた柔軟な構成で進めている。
月1〜2回のペースで数か月間続ける利用者が多いが、1回限りの相談にも長期の伴走にも対応している。継続利用の頻度は体調やライフスタイルに合わせて都度調整でき、「今月は少し間隔を空けたい」といった希望も通る。回を重ねるごとに自分なりのセルフケアが身についていく感覚があるという声も聞かれ、依存ではなく自立を見据えた設計になっている。
予約のしやすさと明瞭な料金設定
予約受付は9時から21時まで。日中に時間を取りにくい方でも仕事終わりの夜間帯に相談を入れられる。電話での申し込みに加え、インターネット経由なら24時間いつでも予約を完了でき、初回向けのサポートメニューも設けられているため初めての方もハードルが低い。基本の「心と身体のケアサポート」は60分5,940円(税込)で、料金体系が明示されている分、事前に費用感をつかみやすい。
クローン病や自己免疫疾患、アレルギー疾患、精神疾患に加え、病名がつかない慢性的な不調を抱える方まで幅広く受け入れている。原因不明の体調不良で行き場を失っていた利用者が「ここなら断られないと思えた」と話していたのが象徴的だろう。指定難病に限定せず、心身に不安を感じるすべての人を対象にしている姿勢は、既存の医療サービスではすくい切れない層へ向けた受け皿として機能している。


